第11回
5月14日(木曜日)はカメルーン
目次
国のあらましと地図 |
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独立−1960年 国名−カメルーン共和国 面積−48万平方キロメートル 人口−1328万人(1995) 住民−バミレケ、フルベ、ファン、バヤ、ハウサなど200の民族 宗教−キリスト教(カトリック)、伝統宗教、イスラム教 |
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自然
熱帯雨林からステップ(草原)まで、アフリカの特徴的な気候がひとつの国の中に分布しているので、「アフリカの縮図」といわれています。
カメルーン山などの火山群が西にあります。
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歴史
16世紀末からヨーロッパ人が沿岸地域に進出して、通商や布教活動を行ないました。
1884年、ドイツの探検家が諸民族の主張と条約を結び、ドイツの保護領となります。
第1次世界大戦中にイギリス領とフランス領から攻撃を受けて、占領されました。
1922年、西カメルーンはイギリス、東はフランスの委任統治領となります。
60年、東カメルーンが独立。
西は住民投票により、北部はナイジェリアに合併し、南部が61年に独立して、東と連邦共和国を結成。
66年、東西にまたがり一党支配の体制となります。
72年、単一共和国へ。
90年、複数政党制を決めました。
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産業・経済
特産物としては、カカオ豆(世界6位)、コーヒー、そして木材などがあります。
少なくなっていますが、石油を産出。
食糧は自給が可能です。米、とうもろこし、キャッサバ、さとうきび、バナナなどを作っています。
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モノがつなぐアフリカと日本
日本との貿易でも、木材とコーヒーが主な輸出品です。木材はテーブルなどに多く使用されます。
コーヒーはケニア産とのブレンドされて、「アートコーヒー」で使われています。
日本から輸入しているものは、自動車の65パーセント、家庭電気製品の80パーセント以上になります。
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文化
ファン人は、ヨーロッパ人がやってきたとき、もっていた鉄の技術で驚かれました。
バミレケ人やバムン人は、仮面やブロンズ彫刻の芸術性で有名。
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タイコの話
タイコは結婚や人の死といったニュースを伝えます。意味は、たたき方によって違います。 中部では牛の革を張ったタイコを手でたたきます。 |
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5つの言葉だけの5言語レッスン
英語 |
フランス語 |
フルベ語 |
バヤ語 |
ハウサ語 |
Good morning. | Bonjour | Sannu | Mo saa me? | Sanu |
How are you? | Comment allez-vous? | Noi mba da? | Ene ya ne déa ndé? | Yaya déi? |
I'm fine. | Ça va bien. | Djam ko dumé | Ee yaa ne déa. | Lapia kalau. |
Thank you. | Merci. | Ousoko | Dée yaa duk | Na godé |
Good-by | Au revoir | Sey yesso | Wormo | Sé watarana |
フランス語の発音で表されています。
主な参考資料
『アフリカを知る事典』(平凡社)『データ
オブ ワールド 1998年版』(二宮書店)『95−96
ビジュアル・データ』(同朋舎出版)
『見て触って感じるアフリカ−体験してみようアフリカの暮らしから』(アフリカ日本協議会)
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いろいろ情報
○5言語レッスンの資料を送ってくれた横浜の由規さんから−
「アースウォッチ」という団体を通じて、カメルーンにおける地域保健のプロジェクトに短期のボランティアとして参加しました。この団体は他の国でもさまざまな活動を行なっています。野外調査やボランティアに関心のある人は、次のホームページへ。
http://www.asahi-net.or.jp/~ag8t-nkt/earthwatch/
○国旗の星は「共に生きていく希望」を、緑は「たくさんある森」、赤は草原、黄色は「サヘル(サハラ砂漠南縁の地域)」をあらわしています。
○お詫びと訂正−第10回ギニアのあらましのうち、首都コナクリの人口は92年の数字でした。。